フィラーキャップ ガスケット】
(張り出し無し)

ビス無しタイプのガスケットで、キャップ内部の張り出しが無いタイプのコールマンランタン・ストーブ用
('70年前後の一部)





STEP-1】

硬化したパッキンにカッターで切れ目を入れます。さらにもう1箇所同じように、約5mm程度間隔を開けて、切れ目を入れます。

(注意点)
塗装モデル等で傷を付けたくない場合は、クッション等の上で作業して下さい。
切れ目はきっちりと底まで入れて下さい。







STEP-2】

切れ目を入れた間の部分を、小さな精密−ドライバー・キリ等でほじくり出します。このスタート部分をきっちり取り出すことにより、後の作業がやり易くなります。

(注意点)
キャップのエッジを利用して「テコの原理」で、ほじくりますが、強くした場合は傷が付きますので注意が必要です。







STEP-3】

硬化しているパッキンは、比較的簡単に取り出せます。もし硬い場合は、再度カッターにより等間隔で切れ目を入れて除去して下さい。
除去後に歯ブラシ等で残塊を清掃して下さい。またルーター等をお持ちの方は、真鍮ブラシで内部清掃をして下さい。

(注意点)
STEP-3と同様にキャップのエッジに傷が付きますので注意が必要です。







STEP-4】

新品パッキンを爪・割り箸等で、きっちりはめ込んで下さい。少し大きめに製作していますので、キャップ種類により、波打つ場合が有りますが、使用に伴い馴染んでくると思います。潤滑油CRC 5-56を塗布して頂くとスベリが良くなり作業し易くなります。

(注意点)
ガソリンが関係しますので、接着剤等は使用しないで下さい。




【本タイプのガスケット(パッキン)について】

 ’69〜’70年代頃に「ビス付き」から「ビス無し」フィラーキャップにモデルチェンジされます。
そのチェンジ初頭のビス無しフィラーキャップのガスケットはカチカチに硬化しており、強く締めこんでも少なからずエア漏れが発生します。酷い場合は「シュー」と音も聞こえるぐらいの状態となってます。

当方は’70年代のカナダ系ランタンが好きですので、このビス無しタイプのガスケットが必要となり製作を開始しました。当時はリプレースメントキャップよりパッキンを取り出して交換していたほどです。(^^;

 本当にパッキンを交換するだけでランタンが生まれ変わります。燃焼も長時間安定する様になり、今まで硬いパッキンを潰す様に強く締め付けていたのですが、交換後の柔らかな締め付けの感触がたまりません。このタイプのフィラーキャップは内側の張り出しも無く、交換は非常に簡単です。ただ全ての種類のキャップを取り付け検証したわけでは有りませんので、多少の調整をお願い致します。(交換時間は15分程度)



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